革 友人のサイフ 08
一番難しかったチャックの納まり部分ができた。
後は、縫い合わせれば完成。
ほっ。
実はここまでくる道のりの方が長い。
細かなサイズ調整や使い勝手を確かめるために、6つの紙での試作。
どの位置にボタンをつけたりーとか、小さなポッケを増やそうとか、何度か友人と合って話して決めた。
今回は、こだわりの色指定まであったので、どこにどの部材を使うか等の検討も続いた。
こうして、設計を繰り返して、試作して作品を形にする作業は、建築の作業と似ている。
しかし、細かな使い勝手や、素材のとめ方や、素材そのものの強さを知りながらつくる所は特に重要となる。
おうちや革小物どちらも、ものつくり。
それぞれのよさを、自分の仕事にフィードバックして活かせるようにしていきたい。
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