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くのさんち

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プレゼント

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学生の頃から、冬はおばあちゃんの手編みのセーターを着ていた。

服の下に着るベストから始まり、夜はおるカーディガンにいたるまで、、、

手編みのセーターには、機械編みとはあきらかに違う暖かみがあることを自然と知った。

年を追うごとに、手編みの大変さをしり、そのありがたみもましていった。

あるとき、編んでもらったデザインが好きじゃなくて着るのが減った。

どこか、罪悪感みたいなものまで感じた。

大学では、デザインが好きなひとがまわりに多くたくさんの刺激を受けたのと、妹が服飾関係の勉強をしていたので、自分の好きなデザインでセーターを編んでもらうようになった。

FAXでやりとりをしながら、自分の思いを絵にして伝えた。

若い人のデザインがわからないと言うおばあちゃんに妹と母が、デザインの通訳のようなことをしてくれた。

そうして出来上がったセーターは、特別で私の宝物となっていった。

気がつくと、子供のころからずっと、おばあちゃんに手編みのセーターをプレゼントしてもらっている。

ずっと何かお返しをしたいと思っているがうまくいかない。

今年は、おばあちゃんが欲しがっていたシンプルなサイフを手作りしてプレゼントすることにした。

手作りに対して、手作りでお返しをする。

お互いが、時間をかけて手作りしたものを送り合えたことが、とても心に深く響く新年となった。

おばあちゃんが「このサイフが馴染むまで生きていられるだろうか」なんて言うから、びっくりした。

その後「まだまだ、セーター編んであげるから、着てね」っとも言ってくれた。
by masarukuno | 2015-01-09 12:00 | いいこと | Comments(0)