
外出先でみたもの。
従業員のみなさんがここを押す、だから塗装がはがれる。
しかもこの扉は区画用の扉なので、鋼製建具、つまり鉄の扉。
重いからみんな両手をつかって押すので、塗装がはげる。
こんな日常の発見をヒントにして、
重い扉には、押して開け易くする工夫やデザインができるといいと思う。
丸いノブを追加してつけたり、レバーハンドルの上には、人が触れる事でツヤがでる素材をつけるとか。
何気ない日常には、色々な発見のヒントが隠されている。
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トタンは、鉄板に塗装したものなので、時間が経つと錆びてしまう。
このイメージが強くて、板金を使うことを好まない人は多い。
しかし、現在では、ガルバリウム鋼板があり、メーカー保証も10年ある。

ガルバリウム鋼板は、鉄に純亜鉛でメッキするだけじゃなく、アルミニウムも含みメッキ表面に強固な皮膜をつくる。
さらに、亜鉛は腐食環境下において鉄より先に溶け出すことで、原板である鉄を腐食から守る。
現在では、とても高い防食性をもっている。
今では、ガルバリウム鋼板は、安くすますために使用するものではなくなっている。

直射日光。
直視すると眩しいし目をいためるけど。
なにかものを通すことによって、美しく変化する。
ものつくりも、素材そのものを使うこともあるが、なにかワンクッション与えることで、より長く使えたり、利便性があがったりして結果が変わってくる。
でも考えすぎて、いろいろ付けたりしちゃうとダメ、なんか機械みたいになっちゃうからね。
いま、地域産材を利用した商品のアイデア考え中。。。

いろいろ悩んで、最終的につけた棚板が、とても役立っている。
乾いた服をかけたり、本を置いたり。
こども達も、遊びにきた子に触らせたくないものや、大切なものをここに置いてます。
朝の数時間だけ、北面のハイサイドから、直射日光が入るんだなー
直射日光を受けた"もの"って、いつもと違う色合いや輝きをだすんだっと気がつかせてくれた。

年明けから町家の事で頭がいっぱい。
いろいろな納まりが気になります。
道路のいろいろな素材の納まりさえ気になって見てしまう。
成形されたグレーチング、鉄のプレート、コンクリート。
それぞれの素材には役目がある。
どの素材同士を合わせると相性がいいか、見た目がよいか。
長く利用できる素材同士の関係。。。
などなどいろいろ考えていってしまう。。。

図書館の中にあるトイレの紙巻。
グニャグニャ曲げられている。

この曲げぐあいが、紙をきるのに最適な角度になっている。
上から押さえる力もいつもの半分以下で、きれいにきれる。
曲げてしまうのはよくないが、使いやすさは抜群だった。
禁煙のロゴがシンプルですてきだ。

倉吉市役所庁舎の扉。

木と鉄とガラスでつくられた両開き戸。
手にふれる部分が、木っていい。好きだ。
この少し斜めにしているところも、ユニバーサル。
重そうな扉なので、開けやすいか確かめられなかったのが残念。